木枯らしが吹いてきてあっという間に冬の空気に変わってきました。毎月やってくるつらい生理痛。寒くなってくると酷くなる!という方がいらっしゃいます。なぜ寒くなると生理痛は酷くなるのでしょうか。
そもそも生理痛の症状って結構あるんです。不快に感じる1番の症状は下腹部(おへその下辺り)に痛みが出たり、腰に鋭い痛みが出ることもあります。
締めつけられるような痛みや、刺すような痛みが繰り返しおきて徐々に症状が治まることもありますが、にぶい痛みが続くことも。眠気も強く感じやすくなり、肌荒れや便秘、症状のひどい方はめまいや顔の蒼白、吐き気、頭痛、視界が暗くなるなど辛い状態になってしまうようです。だいたい生理の3日前位から生理中に始まり、2~3日程で治まります。
でも個人差がすごくあります。だから他の人と比べない事が大事です。
そして自分の体調を把握しておく事。いつもよりトイレが近いな、いつもより足が重いな…など何でもいいので手帳に書き出してみると毎月の変化がわかりやすいと思います。これが早い対処につながり、症状の悪化を防ぐのに大切な事です!
生理痛と鍼灸
鍼やお灸、マッサージで改善されやすい症状のひとつです。鍼灸で月経は「血」の関わりが深いと考えられていて、他にも五臓でいう「肝」と「腎」が関わってきます。
●主に冷えによるもの(寒湿凝滞)・・・生理中に冷たい物を飲食する、寒い場所にいて身体を冷やしてしまう…の他に湿気の多い所に長時間居続けるなどの原因があります。湿気は下に溜まりやすいので下半身から湿邪が入ると「血」を滞らせてしまい、流れが悪くなると痛みが出やすくなります。
●ストレスによるもの(気滞血瘀)・・・ストレスが溜まってイライラしてしまうと「気」は「血」をスムーズに運べなくなり、滞ると痛みが出てきます。
●(肝腎虚損)・・・生まれつき身体が弱かったり、房事過多(過度のセックス)によって「血」が不足してしまい、月経によってより一層「血」が不足してくると下腹部に痛みが出てきます。
つまり、「血」の流れが悪くなって瘀血がある状態、「血」の不足による血虚の状態を改善してあげれば不快な症状も解消されていきます(^o^)これからさらに寒さが増していきますよね。という事は「血」の滞りが出てきやすい時期ということでもあります。当院では身体に直接もぐさをのせて温める「知熱灸」や滞っている反応のある経穴に鍼やマッサージを行い、身体のバランスを調えて改善していきます。
お灸は温かく感じたら取りますのでご安心を!
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