先日、某テレビ番組で鍼灸や、東洋医学の事を紹介してくれたようで、治療中に患者さんから色々な質問をいただきます。
その中に過活動膀胱の話があったので、ちょっとここでもその事について書いていきたいと思います!
まず、東洋医学において尿というのはどのようにして作られるのか?というと。食物の中の余分な水分は、小腸で別れて膀胱へと入ります。
ちなみに小腸の出口は臍の上1寸に水分というツボの奥にあり、身体の中に取り込まれた余分な水はこの辺りから膀胱へと入っていきます。このとき膀胱や腎の気がしっかりと働いてくれないと、余分な水は大腸へと入っていきお腹がゆるくなったり、ひどくなると下痢をおこす事があります。
膀胱に貯まった水は、必要に応じて適切なところへと再配分される事もあります。西洋医学的にはおかしな話となりますが、東洋医学的には膀胱は腎臓の機能も合わせもってると考えられてました。この2つは密接なつながりをもち、身体の水の移動と関わっているのです。
尿を正常に貯める事ができなくなる事を膀胱失約といいます。これは膀胱と腎だけでなく、身体の様々な臓腑が関わって起きている事があります。人によっても様々な理由がありますので、ひとりひとりの身体の状態を診て治療していきます。
テレビでは会陰というツボを使ってましたが、他にも違う方向からのアプローチも可能ですので、もしお悩みでしたら一度相談してみて下さいね。
© 2015-2025 はりきゅうマッサージ治療院 金魚庵