年末年始、おいしい物やごちそうをいっぱい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしませんでしたか?
東洋医学において食べ過ぎは「食積」と呼ばれています。
まず食積があると、胃や脾といった消化に関係する臓腑を痛めてしまいます。そしてそれはやがて身体に余分な水を溜め込むことになります。この余計な水は「湿」と呼ばれ、この状態が続くと動きが悪くなり、「痰」を生み出す事になります。この「痰」、東洋医学においてかなり広い範囲での様々な症状を引き起こす原因になります。
また暴飲暴食によって運化失調が起こり、これが助長して動きがなくなってくると「気滞」という状態に。気滞が起こると腹痛として痛みが出たりします。さらに文字通り気が滞ると免疫力が低下して、病気や風邪にかかりやすくなります。
●食積に良い食べ物
湿痰には昆布や大根、ゴボウなどが痰を取り除き、余分な水を排出してくれる力があります。気滞には紫蘇、玉ねぎといった香りの強い薬味で使われるものは理気作用が強く、気を巡らせてくれます。お刺身盛り合わせなどに一緒に乗っかっていることが多いのではないでしょうか?一緒に食べてくださいね!食中毒予防や彩りだけの存在ではないんですよ~。
●食積で使えるツボ
足にある豊隆というツボは身体に滞っている余分な水や痰を出してくれる作用があります。さするだけでも効果が出てくるので是非試してみてください。
金魚庵では胃の診断や治療に中カンに知熱灸という種類のお灸を使ったりします。とても良く効きますよ~。さらに鍼やマッサージで痰を取り除く「去痰」をすることによって身体の調子を取り戻していきましょう!
© 2015-2025 はりきゅうマッサージ治療院 金魚庵