前回のブログに引き続き、貧血の改善について書いていきたいと思います(^o^)前回は東洋医学の観点からの改善でしたが、今回は食べ物のアプローチです!
ヘモグロビンは鉄とたんぱく質でできているので、鉄だけでなく肉や魚、卵、お豆腐など良質のたんぱく質を摂ることも大切です。鉄は体内に入り腸管から吸収されますが、ビタミンCはそのままでは吸収されにくい非ヘム鉄を吸収されやすいヘム鉄に変える働きを持っています。ですから大豆製品やひじき、小松菜やほうれん草などの非ヘム鉄を多く含む食材として取り入れ、デザートとしてビタミンCを多く含む果物を摂ることで鉄の吸収を高めますので、試してみてくださいね!
また、血液を造るために欠かせない栄養素としては鉄のほかにも赤血球の形成に必要で、造血のビタミンと呼ばれているビタミンB12と葉酸があります。 ビタミンB12は肉や魚貝類に多く含まれ、特に魚卵のたらこやいくら、あさりやかきなどの貝類、海苔、納豆や味噌にも含まれています。
ちょっと注意したいのはタンニンです。お茶やコーヒーなどに含まれるタンニンには、鉄と結びついて水に溶けにくくなり腸での吸収が妨げられ、鉄吸収率を低下してしまう働きがあります。しかし、鉄分サプリ(病院で処方される鉄剤は50~100㎎というのもあります)などの摂取している方は、影響を受けない鉄分量の方が多いため、不足を補うという点では同時に摂取してもそれほど心配するほどの影響はないそうです。
あと、ダイエット中の方は貧血に陥りやすいのですが、実は脂肪の代謝には血液中の酸素が必要になってきます。でも鉄分不足に陥っているとその血液中の酸素が欠乏してしまい、基礎代謝がスムーズに行われない状態になってしまうので、低カロリーでも栄養はしっかり摂っていきたいですね~。
東洋医学でいう「血」の状態を改善するとともに、口から入った飲食物から効果的に栄養素を取り込める丈夫な胃腸作り、身体作りが重要になってきます。鍼灸マッサージで胃腸を丈夫にして、食べたものからしっかり吸収できるように体質を変えていきましょう!
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