10月8日は二十四節気の第17の「寒露」でした。
朝晩の冷え込みが本格的になり、露も冷たく風も寒さを感じられる頃。渡り鳥の雁やマガモなどの冬鳥が飛来して日本などの南方で冬を越します。そろそろ衣替えをする気候になってきました。
秋口になると昼と夜の温度差10℃近い日が多くなってきます。熱は上に昇り、冷は下に降りる性質がありますね。身体の中も同じようなことが起こります。昼の陽気で頭からは汗が出るのに、夜になると冷が足元から入ってくるのでより熱が上に昇ってしまいます。これが秋口の「冷えのぼせ」。
冷えのぼせが起こると、頭から汗をかいて冷たい風が首元を冷やすので、風邪をひいたり体調を崩しやすくなります。頭の後ろに「亜門」「風門」という「門」の文字がつくツボや、「風池」という「風」の文字がつくツボがあります。東洋医学では風邪は「ふうじゃ」と呼び、ここから入ってくると云われています。また、風邪の治療のツボとしてもよく使われます。
秋口は羽織る物やストールなどでうまく服装を調節して、汗をかいたらなるべく早めに拭きとるようにしたいですね!
© 2015-2025 はりきゅうマッサージ治療院 金魚庵