肝は五臓のひとつ。
「疎泄」という働きをもっています。
これは流れを良くするという意味があり、身体の 「気」 「血」 「水」 をスムーズに運ぶ働きがあります。
この作用が不足しても過剰でも症状が出てきます。
また、「臓血」という働きもあります。
「血」を貯蔵し、そうすることによって「血」の流れを調節しています。
貯蔵できなくなると月経が長引いたり、経血量が増える、といった症状が出てきやすくなります。
臓腑を軍隊に見立て、それらに指示を出し全体を円滑に統率する将軍に例えられ
「肝は将軍の官」 とも呼ばれます。