東洋医学において、「腎」とは、泌尿器関係だけでなく、生命力を司るものです。
その「腎」の「気」なので、その気はやはり生命力を司っています。
生まれる時に、父母から先天の気として受け継ぎ、そこへ食したものや呼吸して吸った空気を、後天の気に変えて足しながら、人は一生を過ごしていきます。つまり、人の一生は腎気の盛衰で表す事が出来ます。
男性は32歳、女性は35歳を過ぎたあたりで、段々と腎気が減り始めます。
腎気が弱くなれば、生殖機能は衰えていきます。腎は耳とも関連があるので、老人になれば耳も聞こえにくくなります。
老化と共に自然と表れてくる症状は、腎気と関係が深い事が多いのです。
ちなみに、亀の甲羅のゼラチンから作る「亀ゼリー」は、薬膳として腎を補う効果があると云われてますが…
© 2015-2024 はりきゅうマッサージ治療院 金魚庵