生理(月経)前になると何だか身体がだるくて調子が悪い、精神的にも安定しない…。
ということはありませんか?
多くの女性が感じているこの症状が日常生活に支障をきたすほど強く現れる場合を、月経前症候群(PMS)といいます。
症状としては
おなかが張る、風邪に似た症状が出る、といった軽いものから
下腹の痛み、便秘、頭痛、過食、むくみ、腰痛、冷え、不眠、ニキビなどの肌荒れ
中でも
イライラする、集中力が低下する、落ち込んだり、気分が変わりやすいなどの精神症状を
PMDD(月経前不快気分障害)と呼んでいます。
東洋医学でいうと「肝」の機能が失調していると考えられていて、男性と違い、女性には周期的に現れやすい症状なのです。
「肝」の機能としては、全身の「気」「血」「水」の流れのバランスを調節して整える作用があり、これを
疏泄作用と呼んでいます。
〇「気」「血」「水」別の症状としては、
「気」の流れが悪くなると「気滞」や「気鬱」の症状、
☑お腹が張る ☑イライラする ☑落ち込んだり、気分が変わりやすい など
「血」の流れが悪くなると「瘀血」の症状、
☑頭痛 ☑肩こり ☑便秘 ☑腹痛 ☑ニキビなどの肌荒れ など
「水」の流れが悪くなると「水滞」の症状、
☑冷え ☑むくみ ☑身体が重だるい など
人によっては全ての症状が一気に出てきてしまう人も。
個人差が大きいので周囲にはなかなか理解してもらえない方も多いのではないでしょうか。
「さぼっている」と言われて傷ついてしまったり、逆に無理をして頑張ってしまい、さらに症状が悪くなってしまいます…。
精神的ストレスや過労は「肝」に負担をかけます。
鍼灸やマッサージで身体のバランスを整えていくことで、効率良く「気」「血」「水」の流れを改善し、
「肝」の機能も整え、症状を改善していきます。
また、施術続けていくことで症状を予防することができます。
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